漆
の
お
し
ご
と
鎌 倉 彫 塗 師 / 後 藤 信 治
最 新 情 報
『曲げわっぱ作り復活!!』
曲げわっぱのデザイン、木地から加工・漆塗りまで全て自作しています。
四苦八苦しながら初めて制作したのが10数年前。現在やっと完成したかなかなと思っております。
木工の中でも特殊な技法を必要とし、手間と時間がかかり、鎌倉彫の修行や塗りの仕事もあったので最近は作っておりませんでした。
今回、友人で料理家『野口真紀』さんから料理本の撮影でお弁当箱を使いたい!!
の一声で今一度制作するることに。
初期のわっぱ作品から使っていただいております。
そして作ってて楽しくなり、また復活した次第です
『漆塗りの曲げわっぱ』
この〝わっぱ〟は天然漆による摺漆仕上げになります。
これにより強度は数倍増します!
つなぎ目は一般の「桜皮」でなく漆の布着せで補強しており、内側の隅は漆のパテで埋めてあるので水漏れなく丈夫。しかも直角でないので洗いやすいです!!
また漆には殺菌力効果もあるため最強ともいえます。
japan artisan cinemas
ソーシャルメディアでは体験できない職人という人物像、彼らの持つ思想やいつの時代もカルチャーは
"道"street 、"地下"undergroundから始まる。
Don't miss the monent📸
その瞬間を、見逃すな。
目黒区祐天寺1-31-1 LS
japan artisan cinemas
【映像やデザインを通して、物の裏側にいる職人やクリエイターに光を当て、その思想や伝統・技術を次の世代に残すことを目的に活動してます。】
金継ぎ教室
『金継ぎの文化』は茶の湯が盛んになった室町文化に始まったそうですが、古くは割れた縄文土器を漆で接着したものやヒビを修復したものも発掘されています。 この講座では、合成樹脂や代用漆などの化学塗料ではなく本漆を使用した本格的な金継ぎの技法を丁寧に学んでいきます。
◆本鵠沼アトリエ教室 6クラス
【教室は火曜日、土曜日、日曜日の各2クラス開催しており、入会した1クラスに月1回の参加になります。※現在は定員が埋まっておりますので空き待ちになります。】
※各定員4名になります。
●参加費、4000円[1回]2時間程度。材料費込み、8回の参加を目安にお考えください。(工程は下記をご参照ください。)
※金継ぎの道具セット、6000円税込を購入いただいております。
※仕上げに純金粉を使う場合は材料費は別途かかります。
●参加希望の方は参加曜日、氏名、連絡先をメールをください。
●持ち物割れや欠けなどのある、修復したい器汚れても良い服装薄手のビニール手袋ぼろ布(ふき取り用)金継ぎの工程1.糊漆で接着→ 2.下地漆で繕い錆び(穴埋め)→ 3.中塗り(黒中漆)→ 4.中塗り二回目→ 5.上塗り(蒔きつけ)→ 持ち帰って粉固め→ 6.仕上げ(磨き)※本漆が硬化するには温度20℃前後、湿度70%以上で工程の間に最低1日以上は乾かす為の時間が必要です。
作 品 集
【作品の特徴】
艶を押さえた静かな存在をイメージ。赤塗りのものは弁柄(べんがら)蒔き塗り。
弁柄は縄文・弥生時代より使用されてきました。防虫、防腐効果もあります。
黒塗りのものは宮古島産の『麻炭』麻の茎を炭にしたものを漆を塗った上に蒔いて仕上げた塗り。薬品処理・加工なしの麻炭パウダーを使用。
麻炭の超音波,高波動、中和、原子転換と漆の殺菌力が加わります。※麻炭塗りは植物性のみの素材で塗られた漆器になります。
■下記のオンラインショップにてご購入頂けます。
竹塗箸
長さ 235mm
人工的に燻したで炭化竹で作ったお箸を漆で塗ったお箸。
竹の節を残した自然な意匠がふたつとない良いものに。
●箸置きは雅(みやび)な形に。お気に入りなミニマムな一品。
溜塗 3,300円、麻炭蒔塗 3,960円、錫蒔塗 3,960円 、箸置き 1,100円[税込]
Ichijyu-issai『一汁一菜』
径128mm 高さ83mm
大椀・椀4寸・蓋[一菜や茶托に]の入れ子一式。 シンプルな禅スタイル
弁柄蒔塗 、麻炭蒔塗 24,200円 ・錫蒔塗 26,400円[税込]。組合せにより価格変わります
Okuizome『お食い初め』
径105mm 高さ60mm
小椀・豆椀・蓋[一菜や茶托]の入れ子。
※お食い初め一式にする場合は、豆皿2枚を追加して揃えることができます。
弁柄蒔塗 、麻炭蒔塗 16,500円 ・錫蒔塗 17,600円[税込]。組合せにより価格変わります
三つ椀
径113mm 高さ72mm
ご飯・お味噌汁・お惣菜の取皿など、普段の食卓にお使いいただけます。
麻炭蒔塗のみ 23,100円[税込]
大椀
径128mm 高さ83mm
大振りな合鹿椀の大きさ。
椀4寸と入れ子『一汁一菜』にもなります。
大は小を兼ねてなんでも使えるお椀です。
弁柄蒔塗 13,200円・麻炭蒔塗 13,200円・錫蒔塗 14,300円 [税込]
中椀
径113mm 高さ72mm
大椀の形より一回り小さい形で基本の4寸にしました。
入れ子の三つ椀のベースの大きさになってます。写真右が中椀
弁柄蒔塗 9,900円・麻炭蒔塗 9,900円・錫蒔塗 11,000円[税込]
小椀
径105mm 高さ60mm
子供椀に良い大きさです。豆椀と入れ子『okuizome』にもなります。
また、ふところが深いので普通に汁椀としても普段に使え多用途です。
弁柄蒔塗 8,140円・麻炭蒔塗 8,140円・錫蒔塗 8,800円[税込]
豆椀
径96mm 高さ44mm
小椀との入れ子の組合せができます。ぐい呑にもどうぞ
弁柄蒔塗 6,160円・麻炭蒔塗 6,160円・錫蒔塗 6,600円[税込]
椀4寸
径122mm 高さ57mm
基本のお椀の大きさ。大椀との入れ子の組合せができます。
弁柄蒔塗 9,900円・麻炭蒔塗 9,900円・錫蒔塗 11,000円[税込]
豆皿
径107mm 高さ2121mm
茶托や菓子おきにもどうぞ。
弁柄蒔塗 ・麻炭蒔塗 ・錫蒔塗 2,860円[税込]
漆 の 工 程
1木地のデザイン
図面におこしサンプル制作し、形が決まれば木地師に発注(約6ヶ月)。木材にはケヤキを使用
2木地調整
コクソ(割れや穴を漆のパテを作り補強)→キズ見(砥の粉と漆を混ぜた錆漆でキズや小穴をヘラ付け)→#240ペーパー当てて木地の調整
3下地付け
木地磨き→木地固め(テレピンで希釈した生漆を浸透させます)→下地塗り、裏〜面に各2・3回塗ります。
4下地研ぎ
下地研ぎ(砥石と耐水#320ペーパーで丁寧に水研ぎし形を整えます)→繕い(錆漆で補修)→繕い研ぎ
5中塗り
塗り(黒中漆を使用)裏~表2回→中塗り研ぎ(朴炭を使い表面に付着したゴミを取り除き全体も研いでいきます。刷毛ムラも整えます)
6漆の調整
拭きあげ(表面についた汚れや油分をキレイに洗います)→漆の調整(精製した素黒目すぐろめ漆に赤は弁柄の顔料、黒は麻炭を練り込みます。3時間程度)
7漆の付けみ
付け身(漆の乾く時間を調整します。梅酢を1~3滴混ぜながら乾きを遅らせ季節、温度や湿度など環境にあった漆をつくります)
8上塗り
上塗り(均一にムラなく少し厚めに塗っていきます。)→上塗蒔き(上塗り後、漆を落ち着かせたのちフルイにかけた弁柄か麻炭の粉末を蒔いていきます。)漆の吸い込みがなくなるまで蒔く
9粉固め
乾燥(漆風呂にいれて乾かします)→粉固め(薄く希釈した生漆を浸透させ粉を固めます)→上塗り研ぎ(ザラつきを水研ぎし表面を整えます)
10仕上げ
摺り漆(生漆を拭き取って摺り込んでいきます)良く仕上がるまで数回→十分に乾燥します。
塗りには約二か月の工程があります。
問 い 合 わ せ
後 藤 漆 藝
251-0027
神奈川県藤沢市鵠沼桜が岡4-14-3
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